天は自ら助くる者を助く

自分の好きなものに正直に生きていたい。

自分の大切なモノを考えてみよう②「読書編」

 

前回の記事で、私が人生において大切にしたいものは何か、考えるきっかけをくれた本があった話をした。

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今日は実際に私が大切にしたいものをつらつらと思い出話とともに綴っていきたい。

 

  • 読書

小さい頃、物心ついたころから読書が大好きだった記憶がある。スクールバスで幼稚園、小学校へ通っていた私はそのバスの中で毎日本を読んでいた。当時のお気に入りの本は「ジャックとアニーのマジックツリーハウスシリーズ」。1日に1冊の勢いで読んでいたこともあると思う。今検索かけたらまだシリーズ続いてるみたいでびっくりした。あと題名忘れちゃったけど、恐竜が出てくる冒険モノのシリーズも結構読んでた。冒険モノが好きなんだな~って書いてて思った。でも、ハリーポッターシリーズは読んだ事が一度もなくて。20数年の人生で割と後悔してることその一だから、早いとこ実現させたい。映画も見たことないし。一回読み始めたら絶対ハマると思う。

そんな感じで小学校中学年ぐらいまではめちゃくちゃ本の虫で、国語の成績もめちゃくちゃ良かった記憶。でも、中学受験をするってなったタイミングで勉強が忙しくなったのかな?そのあたりから、本と疎遠になってしまったんだと思う。結局、中学受験の時に私の事を理系だと見抜いた恩師の言葉の影響を受け、高校では理系コースに進み、大学も理科系の学部に通ってる今。もちろん、ずーっと口先だけ「ゆっくり本読みたいなあ~」とぼやく事だったり、なんとなく本屋さんでタイトルに惹かれて読んだ本は何冊かあったり、完全に本と絶縁していた訳ではないけれど、本の楽しさにそこからのめり込むってことは無くなってた。

今、大学3年生の春休みだ。

私は休みになる度に何となくテーマを決めて休みを楽しむ事にしている。1年は部活に打ち込み、2年は海外3か所と教習所通いとバイト三昧、3年の夏は専門分野の視野を広げるために国内外を飛び回って、残りの時間はひたすらヲタクw私の学部は6年間学校に通うことになるので最後の春休みというわけではないのだが、今年の夏から研究室が始まってしまい、どうやら春休みは2週間に減ってしまうみたいなので、まあ2か月も暇を持て余せる大学生の特権を濫用出来るのはこの春と来る夏が最後になるのかなあ。書いてたら怖くなってきた。ちゃんと有意義に使おう。

そこで今回の春休みのテーマがずばり「自分の本当にやりたいことをやる」なんです。

今までの長期休みって、私にとっては「休み」というより、普段の大学生活で机上の勉強ばかりしているから、体を動かして学ぼう、という意識で予定をぎゅうぎゅう詰めにしていたと思うんですよ。もちろんそれはそれで有意義だし、時間がある大学生の休みだからこそ成せる事だから有難い事なんだけど、なんかフッと疲れた。もう何もかも放り出したい、って思っちゃうくらい精神的にも体力的にも疲れちゃうことがあって。でも、何かをしてないと自分には価値が無いんじゃないかって常に思ってしまうくらい自己肯定感が低い人間だからそんな生活がなかなかやめられなくて。でも、さすがに前々回の記事にも書いたけど、限界が近くなってた。自分の変化には割といち早く気付く方だと思うし、行動力だけはあるって自信はあるから、一歩踏み出して病院に行ったんだ。そこで話を聞いてもらって、お薬を出してもらったことによって、「一回休んでもいいかな」って素直に思えるようになった。本義の意味での「休み」を社会に出る前の大学生のうちに一度味わっておくことだっていいじゃないかって。社会に出たら、きっと今よりも遥かにストレスに晒されることになるんだろう。そんな時に自分の正しい休み方、ストレスの解消法が分からなかったら、それこそ今度は確実に取り返しのつかないことになる。巷に溢れるありふれたストレス解消法も、私にとっては何の特効薬にもならなかった過去がある。きっとこんな過ごし方だって、自分と向き合うための、ある種の「学び」だ。

そんな自分で自分に与えた本義の「休み」。何したっていいよ。心からやりたい!って思えることは何?って幼い私に問いかけた時*1、最初に出てきたのが「読書」だった。前述の通り、昔から本は好きだが、再燃したきっかけは自分の考えすぎる癖の原因を探りたいと思ったのが始まりかもしれない。病院の帰りに本屋さんで手に取ったHSP*2やうつの本を立ち読みして、読書欲に火が付いた。休みになってから1週間くらいで4冊読破したところ。目標は2か月で50冊。とにかく読みたいと思ったものだけ読む。気楽にね。

思い描く理想のシチュエーションはふかふかの布団の上で寝ころびながら時間を気にせず本を読む私。静かなカフェでブラックコーヒーの香りに包まれながら本を読む私。前者はもう達成できた。後者はこの春休みでお気に入りのカフェを見つけるっていうもう一つの楽しみも追加しつつ、達成したい。希望は表参道のカフェ。普段は日比谷・銀座エリア大好き人間なんだけど、昨日友人と会って久しぶりに表参道歩いたら改めて魅力に気付いてしまった。*3

休みになってからの私は本当にひたすら本を読んでいるか、DaiGoさんの本に倣って部屋の片付け?断捨離?をしているか、ドラマ3年A組を見てるか少クラ見てるかの4択だなあ…って言えたら理想なんだけど、現実はここに週3、1日4,5時間程度のバイトがあります。バイトの時間本当に暇で、有意義とは対極のような時間を過ごしてるわけで、ジャニヲタって趣味さえなければバイトなんてしたくない派なんですけど、やっぱり、神宮寺くんや大昇くんや織山くんに会うためにはね…?やっぱりここだけは譲れないし、自分の本当の気持ち押し殺して働いてますサッセ…。最後の最後に矛盾したこと言ってサッセ…。ジャニーズも私にとっては大切なモノ(?)なんで、これも後日1記事にしようと思ってます。

本を毎日読むようになってから、毎日静かで物の少ない自分の部屋で過ごす時間が増えて、自分はやっぱり1人で自分と向き合ってる時間が好きだなって改めて気付けた。視覚も聴覚も休めている実感がある。今日、ブリーチのせいで痛みに痛みまくった髪の毛の修復のために美容院に行ったんだけど、都心に出るために電車を乗り継ぐ事がまずしんどい。大学に行く為に毎日当たり前にしてることだから感覚が鈍ってたけど、やっぱり人混みが嫌いだし、通勤ラッシュなんて本当に最悪。克服した気になってた。ちゃんと毎日、往復2時間、早起きして満員の電車に乗って通学してる私エライなって、自分を褒めてあげたくなりました。ストレス社会における感覚鈍麻、怖すぎる。

最後に本の魅力を今の私の言葉で表すと、手軽に色んな考えの人に出会えることかな。実際に生身の人間同士で深い話をしたり人生観を語り合う機会って大学生だとそうそうないと思うんだけど、本なら自分の悩みを打ち明けなくても答えが返ってくるような感覚。もちろん、求めているようなぴったりとはまる答えにはなかなか出会えないかもしれないけど、そこに辿り着くまでの過程で普段は聞けないような意見にいっぱい触れることが出来る。自己啓発本やビジネス本は分かりやすい例だけど、小説だってそう。出てくる人たちの言動で人の気持ちを学ぶことが出来る。

あとは何よりヒーリング効果がある。私はブルーライトが苦手でスマホも出来る事なら手放したい。現に休み入ってから充電80%切らない。ブログはパソコンじゃないとどうしようもないけど。ブルーライトにまみれて、情報に踊らされてる感を強く感じてしまうから、アナログな本に惹かれるんだと思う。だから、kindleも一応インストールはしてるけどあまり進んで使いたいとは思わない。

一方で本ばかり読んで知識だけやたら蓄えてるような、頭でっかちな人間にはなりたくないってことも心掛けてる。インプット、アウトプットのバランスで、上手に本と付き合えていけたら一生の財産になることでしょう。

 

*1:これはDaiGoさんの本だけじゃなくて色んな心理学の本に出てくるテクニック

*2:これに関してはまた後述する予定

*3:急にいい女気取るなよって声が聞こえてきそうで怖い都心散歩好きなだけです…