天は自ら助くる者を助く

自分の好きなものに正直に生きていたい。

ちょっと恢復

今読んでいる本の中に、恢復という漢字が出ていて使ってみたかったから使ったまでである。今調べてみたら、回復と恢復はおんなじ意味なんだね。

 

今日はちょっと元気だ。なぜかは自分でも分からないけれど、実習の充実度かなあとなんとなく思っている。お金の発生しない社会との関りはプレッシャーも少なく、失敗しても誰にも迷惑をかけないという気がするし、それでも少しは社会の役に立てているので、それも心の回復によく働いているのかもしれない。

なにより薬局の人たちは割と物静かな人が多く、多く話すことを強制しない雰囲気がある。本心はどう思っているかは分からないけれど、医療人という仕事柄、適当にこなしてミスは許されることでは無いので、自然と一点集中型になって、業務に必要なこと以外は基本的に話さない、というのがあるのかもしれない。

管理薬剤師の考え方が仕事をする人としてとても好きで、薬剤師という仕事を世の中に理解してもらうために誇りをもって仕事をしていることがひしひしと伝わってきて社会人としてかっこいい。

相方もなんとなく、距離感がつかめてきた。休憩中や実習中に無言の時間はいっぱいあることには変わりないけれど、帰りにいろいろ寄り道に誘ってくるあたり、私のこと嫌いではないのだろうし、話さないことも苦痛じゃなくなってきた感じがする。無理に気を使って結果空回りするような会話を頭の中でぐるぐると考えている方がよっぽど気を使って疲れるし、私としては不自然なふるまい方である気はする。電車で自然と開いている向かいの席にそれぞれ座るところもとても心地よかった。これくらい、のんびりとした距離の詰め方がちょうどよい。

 

あとは今読んでいる、アダルトチルドレンのセラピー本も心が温まる内容で、それも聞いているのかなと思う。取り繕って周りに振る舞う主人公に自分を重ね合わせて読んでいると、なぜか共感しているようでとても心が落ち着くのだ。まだ読み終えていないから続きが楽しみである。